*赤文字は菅野純の活動になります
菅野 純 / 菅野ぱんだ
写真家。福島生まれ。アメリカで映像を学び、帰国後ポートレート、ランドスケープを中心に活動。2018 年より東京から福島に拠点を移し、震災以降の福島の自然と環境をテーマに作品制作を行っている。
また 動物と人間の関係性を扱った作品があり、その場合アーティスト名は「菅野ぱんだ」を使用している。
受賞 歴に、第13回Canon写真新世紀 優秀賞 荒木経惟選(1996)、第42回 伊奈信男賞(2017)がある。主な 写真展に、「Planet Fukushima」Nikon Salon(2017)、「福島の新世代2001 SEVEN ROOMS」福島 県立美術館(2001)、「’99 プライベートルームII̶新世代の写真表現」水戸芸術館(1999)。著書に「The Circle(」自費出版)(2017)、「南米旅行(」リトル・モア()2004)、など多数。
テーマ
全ての作品に通じるテーマは時間。これまで様々な切り口で時間というテーマを追求し続けている。例えば日本中に散らばる小学生の同級生全員の20年後を訪ねて撮影したもの。またいつ行っても同じような風景が広がっていて、まるで時間が止まったかのような夏の海岸を撮影したもの。生まれ育った地域の19家族とその家を一年に一回づつ12年かけて撮影したもの(2007年から2018年)など。
余談
「菅野ぱんだ」は、パンダが好きだからという単純な理由に由来するものだが、そこに写真のモノクロという意味も込めたつもりだった。しかし写真とは白と黒だけではなくグレーの領域もあるわけで、そのあたりがちょっと早とちりだったかなあとひそかに反省する今日この頃。
活動
1996年 3月 Canon写真新世紀(第13回)「優秀賞」(荒木経惟選)受賞
1996年10月 「海、その愛・・・」個展 ギャラリーROCKET
1996年12月 Canon写真新世紀 「写真新世紀」グループ展 P3
1997年 5月 「写真新世紀京都」グループ展 ギャラリーRAKU
1997年 8月 「ガラス越しの恋」個展 ギャラリーVERITA
1998年 5月 「東京写真月間'98(カレイドスコープ)」グループ展 東京都写真美術館
1998年10月 「東京ストリートポップ」グループ展 N.Y.
1999年 4月 「プライベートルーム 新世代の写真表現」グループ展 水戸芸術館
2000年 5月 「東京アートサルーン」グループ展 N.Y.
2001年 9月 「福島の新世代2001 SEVEN ROOMS」グループ展 福島県立美術館
2003年 3月 「1/41」「ザ・南米」個展 スーパーデラックス
2004年10月 「南米旅行」個展 ギャラリーDEPOT
2005年 7月 「パンダちゃん」個展 リトルモア地下ギャラリー
2006年 7月 「コパンダちゃん」個展 リトルモア地下ギャラリー
2008年12月 「THAI GAILS」個展 原宿EX'REALM
2012年 5月 Canon写真新世紀 仙台展 グループ展 せんだいメディアテーク
2017年 4月 「 Planet Fukushima」個展 Nikon Salon 新宿
2017年12月 第42回 「伊奈信男賞」受賞 「 Planet Fukushima」
2017年12月 「 Planet Fukushima」個展 Nikon Salon 銀座、(大阪巡回)
2018年 9月 「菅野ぱんだ写真展」個展 秋田雄勝郡会議事堂記念館
2021年 6月 「 Planet Fukushima 2021」個展 ソニーイメージングギャラリー
2022年 8月 「わたしのともだち ・写真家と〜Part2 」グループ展 ソニーイメージングギャラリー
作品集
2023年 1月 「 Planet Fukushima」(赤々舎)
2020年12月 「熊猫的時間」(ハガツサブックス)
2017年11月 「The Circle」(自費出版)
その他 「南米旅行」「パンダちゃん」「コパンダちゃん」(すべてリトルモア)、
「1/41」同級生を巡る旅(情報センター出版局)
「海、その愛......」(リトルモア) など多数